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トム・パクストン(トラディショナル・フォークソングの継承):Tom Paxton

定番の名曲
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Tom Paxton - The Last Thing On My Mind (1966)

Tom Paxton – The Last Thing On My Mind (1966)

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トム・パクストン、トラディショナル・フォークソングの継承

The Last Thing on my Mind Words and Music by Tom Paxton

It’s a lesson too late for the learnin’
Made of sand, made of sand
In the wink of an eye my soul is turnin’
In your hand, in your hand.

[Cho:]
Are you going away with no word of farewell?
Will there be not a trace left behind?
Well, I could have loved you better,
Didn’t mean to be unkind.
You know that was the last thing on my mind.

You’ve got reasons a-plenty for goin’.
This I know, this I know.
For the weeds have been steadily growin’.
Please don’t go, please don’t go.

[Cho:]

As we walk on, my thoughts are a-tumblin’,
Round and round, round and round.
Underneath our feet the subways rumblin’,
Underground, underground.

[Cho:]

As I lie in my bed in the mornin’,
Without you, without you.
Every song in my breast dies a bornin’,
Without you, without you.

[Cho:]

Pete Seeger's & Tom Paxton Buy A Gun For Your Son- RAMBLIN BOY- Beau John Subtitulado

Pete Seeger’s & Tom Paxton Buy A Gun For Your Son- RAMBLIN BOY- Beau John Subtitulado

トム・パクストン(Thomas Richard Paxton:1937-) は、デビューした1962年からの音楽活動により、2009年に第52回グラミー賞生涯功労賞(Grammy Lifetime Achievement Award)を授与されたアメリカのフォーク・シンガー、ソング・ライターです。
フォーク・シンガーとしての出発は、オクラホマ大学在学中にウディ・ガスリー(Woody Guthrie)やウィーバーズ(The Weavers)の影響を受けたもので、ボブ・ディランも出演していたニュー・ヨーク、グリニッジ・ビレッジのGerde’s restaurantの「Gerde’s Folk City」などで活動を始めました。それから今日まで、多くの歌を作り、歌い、たくさんの歌手にカバーされています。おそらく彼の歌を最初にカバーしたのは、ピート・シーガー(Pete Seeger)で、ピート・シーガーがカバーした「ランブリン・ボーイ」(Ramblin’ Boy)は、アルバム「We Shall Overcome」に収録されました。日本でも岡林信康フォーク・アルバム第一集「わたしを断罪せよ 」でもカバーされ、早くから紹介されたことで、1970年前後の日本のフォーク・ソングに大きな影響を与えました。また、ピート・シーガーの同じアルバムに収録された「学校で何を習ったの」(What Did You Learn In School?)などは、後に日本各地をトム・パクストンと巡業した高石友也が訳詞して、日本に紹介しました。高石友也は、最初にピート・シーガーのアルバムに傾倒し、その後に歌の作者であるトム・パクストンからも影響を受けたのだと思います。

トム・パクストンの歌は、「The Last Thing On My Mind」のようなラブ・ソングから、時には風刺や皮肉を交えて、批判を込めたプロテスト・ソング、公民権運動や人権擁護の活動を通して培われたであろう、明るい人間愛とユーモアのある子供のための歌など幅広いものです。そして、1965年のイギリス・ツアーを始めに、世界各国を細やかに巡業し、アメリカのフォーク・ソングとその精神を伝えることに貢献しました。この活動の姿勢はウディ・ガスリーにとても近いもので、トム・パクストンこそがウディ・ガスリーの正統な後継者と思えるものです。

ピーター・ポール&マリー(Peter Paul & Mary)がカバーし、アルバム「THIS IS PETER,PAUL & MARY Ⅱ」に収録した「マーベラス・トイ=素晴らしい玩具」(The Marvelous Toy)などは、トム・パクストンが子供のために作った素敵な歌のひとつです。次の動画ではコーラスの仕方をユーモアたっぷりに子供たちに教えています。大人や子供たちの輝く瞳と笑顔がフォーク・ソングの持つ素晴らしい魅力を現していました。


Peter Paul & Mary – The Marvelous Toy

Tom Paxton:Wikipedia
tompaxton.com

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