PR

Try to remember 【歌詞対訳】「思い出の9月」

人気がある歌
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

Josh Groban - Try To Remember [AUDIO]

Josh Groban – Try To Remember [AUDIO]

TRY TO REMEMBER The Brothers Four-Campfire 14

TRY TO REMEMBER The Brothers Four-Campfire 14

スポンサーリンク

[TRY TO REMEMBER:歌詞対訳]

Try to remember the kind of September
思い出してみよう、あの優しいセプテンバー
When life was slow and oh so mellow
あの頃は人生は、ゆっくりととてもまろやかに流れていた
Try to remember the kind of September
思い出してみよう、あのまばゆいセプテンバー
When grass was green and grain was yellow
草原は緑、麦の穂は黄色だった頃を
Try to remember the kind of September
思い出してみよう、あの優しいセプテンバー
When you were a young and callow fellow
その頃あなたは、青二才の若者だったね
Try to remember and if you remember
思い出してみよう、そして覚えているなら
Then follow, follow, follow…
その時は心を馳せよう、心のままに、心のままに…

Try to remember when life was so tender
思い出してみよう、あの頃は人生は、とても優しいかったね
that no one wept except the willow
嘆き悲しむもの、柳を除けば、誰もなくて
Try to remember when life was so tender
思い出してみよう、あの頃は人生は、とても優しいかったね
And dreams were kept beside your pillow
そして、あなたの枕もとには、いつも夢があったね
Try to remember when life was so tender
思い出してみよう、あの頃は人生は、とても優しいかったね
When love was an ember about to billow
あの頃は恋心の、残り火が押し寄せてきたね
Try to remember and if you remember
思い出してみよう、そして覚えているなら、
Then follow… follow…
その時は心を馳せよう、心のままに、心のままに…

Deep in December it’s nice to remember
深まりゆくディッセンバー、思い馳せるのは、なんてすてきなこと
Although you know the snow will follow
そろそろ雪が降るころになるけれど
Deep in December, it’s nice to remember
深まりゆくディッセンバー、思い馳せるのは、なんてすてきなこと
Without a hurt, the heart is hollow
心傷めることなく、心を空っぽして
Deep in December, it’s nice to remember
深まりゆくディッセンバー、思い馳せるのは、なんてすてきなこと
The fire of September, that made us mellow
セプテンバーの炎、それが僕たちを心穏やかにするんだ
Deep in December our hearts should remember
深まりゆくディッセンバー、思い馳せるのは、なんてすてきなこと
And follow… follow…
その時は心を馳せよう、心のままに、心のままに…

スポンサーリンク

Try to remember「思い出の9月」

1960 年、ブロードウェイの小劇場、「サリバン ストリート プレイハウス」で初演された、古典的なミュージカル『ファンタスティックス』の中の一曲です。
数々のアーティストが歌っていますが、1965年のブラザース・フォア (The Brothers Four)が一番思い出深いという方が多いのではないでしょうか? 1962年4月の初来日より2019年まで、ほぼ毎年のように公演をしてくれて、日米の音楽の懸け橋になってくれました。特に、1965年の産経ホールでは、フォークソングブームということで、大盛り上がりでした。
で、歌の紹介になんで、そんな昔話みたいのことを書いているのかといれば、本当のこの歌のテーマについて知って欲しいからです。

先ず、最初に9月という月についての認識の違いがあります。日本と違って、アメリカでは、農閑期過ぎのから新学期に入ります。この学校制度の違いから、新たな季節は9月に迎えるとの認識になります。ですから、この「思い出の9月」の歌は、青春時代の幕開けの頃を表しています。
次に歌詞の解釈です。一般的には、燃え上がった9月の恋心の思い出と誤解されている方の多いのですが、これは青春時代を9月セプテンバーと喩え、そして老いてゆく時期を12月ディッセンバーとして喩えることで、人生の良き思い出と良き友に向けた、親愛の情を表した歌なのです。つまり、同時代を過ごしてきた友への追想が、この歌のテーマと言えます。
人生百年時代といわれる昨今、12月ディッセンバーじゃ思い出づくりには足りないようでもありますが、時には若き日を懐かしむ余裕を持つことも素敵で大切なことです。
この歌は、書かれている歌詞以上に、「行間」にある情感を刺激し、聴く人それぞれの記憶・思い出を喚起させる名曲だと思います。若い人も相応の年齢を重ねて聴けば、重ねた分だけ味わい深い歌だと思うようになります。きっと。

スポンサーリンク

コメントをどうぞ