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ハニーサックル・ローズ [歌詞和訳] :Honeysuckle Rose (1928)

ジャズ
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Coleman Hawkins & His All Star Jam Band - Honeysuckle Rose

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Coleman Hawkins & His All Star Jam Band – Honeysuckle Rose (1937)

掲載した動画では、一番上のインストゥルメンタル、(コールマン・ホーキンス)Coleman Hawkins & His All-Star “Jam” Bandが1937年にリリースしたものが一聴の価値があると思います。このレコーディング・メンバーは、
Bass : D’Hellemmes*
Drums : Tommy Benford
Guitar : Django Reinhardt
Piano : Stephane Grappelly*
Saxophone [Alto] : Andre Ekyan, Bennie Carter*
Saxophone [Tenor] : Alix Combell*, Coleman Hawkins
です。
また、一番下のアニタ・オディとサラ・ヴォーンの歌唱動画を観れば、歌手を選ぶと書いた意味が分かると思います。

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【Honeysuckle 歌詞】

Every honey bee fills with jealousy
When they see you out with me
I don’t blame them
Goodness knows
Honeysuckle rose

When you’re passin’ by,
Flowers droop and sigh
I know the reason why
You’re much sweeter
Goodness knows
Honeysuckle rose

Well, don’t buy sugar
You just have to touch my cup
You’re my sugar
And it’s oh so sweet when you stir it up

When I’m takin’ sips
From your tasty lips
Seems the honey fairly drips
You’re confection
Goodness knows
Honeysuckle rose

Well, don’t buy sugar
You just have to touch my cup
You’re my sugar
And it’s oh so sweet when you stir it up

When I’m takin’ sips
From your tasty lips
Seems the honey fairly drips
You’re confection
Goodness knows
Honeysuckle rose

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ハニーサックル・ローズ [歌詞和訳]

ミツバチはみんな嫉妬でいっぱいになるわ
あなたが私と一緒に出たのを見るとき
私は彼らに責めたりしないわ
神様のみぞ知る(=誰も知らない=私だけが知っている)
Honeysuckle rose(蜜を吸わせるバラ)

あなたが通り過ぎたとき
花たちはうなだれてため息をつく
私は何故だか知ってるわ
あなたは誰より甘い
神様のみぞ知る(=誰も知らない=私だけが知っている)
Honeysuckle rose(蜜を吸わせるバラ=女を虜にする忍冬)

そうよ、お砂糖なんて買わないで
あなたは私のカップに触れるだけでいいわ
あなたは私のお砂糖よ
そして、それはなんて素敵なのかしらあなたがそれを掻き混ぜると

私はゆっくりと味わうの
あなたのおいしい唇から
まるで蜜が滴るようだわ
あなたはお菓子よ
神様のみぞ知る(=誰も知らない=私だけが知っている)
Honeysuckle rose(蜜を吸わせるバラ=女を虜にする忍冬)

そうよ、お砂糖なんて買わないで
あなたは私のカップに触れるだけでいいわ
あなたは私のお砂糖よ
そして、それはなんて素敵なのかしらあなたがそれを掻き混ぜると

私はゆっくりと味わうの
あなたのおいしい唇から
まるで蜜が滴るようだわ
あなたはご馳走よ
神様のみぞ知る(=誰も知らない=私だけが知っている)
Honeysuckle rose(蜜を吸わせるバラ=女を虜にする忍冬)

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ジャズのスタンダードナンバー「ハニーサックル・ローズ」について

昔のジャズ・ミュージシャンの仲間内では「Honey, suck my nose」の名でも呼ばれていたそうです。
「 Honeysuckle Rose 」はファッツ・ウォーラー(Fats Waller)作曲、アンディ・ラザフ(Andy Razaf)作詞の1929年の曲で、オフ・ブロードウェイ・ レヴュー 「Load of Coal」で始めて紹介され、コットンクラブのビル・ボージャングル・ロビンソン(Bill ‘Bojangles’ Robinso)のショウでも使われ好評を博したそうです。ウォーラーは1934年の録音のよるジャズ振興への貢献を認められ、1999年のグラミー賞の名誉殿堂入りの栄誉を果たしました。

この歌詞は、食虫植物である忍冬(吸い葛:かずら)とバラの花やミツバチなどに喩えて、相当に意味深な(ちょっとヤラシイ?)内容なので、あまり男性歌手は歌わないようで、今で言う肉食女子の歌といったものです。まあ、歌詞からは性別が判断できないので、男性が歌っても構わないのですが、男性がまともに歌ったら、本当にヤラシそうです。で、ファッツ・ウォーラーもユーモラスに歌いました。ビッグバンド・ジャズでは曲の良さから、インストゥルメンタル演奏が主流であったようです。曲はいいが歌詞はちょっと…と敬遠されたという感じです。

しかし、この歌の歌詞の復権?に貢献したのは、以外にも当時の女性歌手たちでした。インストゥルメンタル以外では演奏されなかったこの歌を、実力派女性歌手たちだけがカバーし、その魅力を世に知らしめました。そういう意味では、ちょっとキワドイ歌詞を粋に聴かせることが出来る、一流の歌唱力を持った歌手ための歌とも言えると思います。

Honeysuckle Rose,Fats Waller

Fats Waller – Honeysuckle Rose

Django Reinhardt - Honeysuckle Rose

Django Reinhardt

Sarah Vaughan - Honeysuckle Rose (Live from Sweden) Mercury Records 1964

サラ・ヴォーン Sarah Vaughan – Honeysuckle Rose (Live from Sweden) Mercury Records 1964

コメントをどうぞ

  1. トミジュン より:

    たまたま和訳を探しててここに行きつきました
    honey suckle roseはジャンゴをきっかけに知った曲ですが
    和訳をしれて新鮮な気分です
    ありがとうございました