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グリーン・タンバリン[歌詞和訳] レモン・パイパーズ:Lemon Pipers – Green Tambourine (1967)+ Bubblegum pop

定番の名曲
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THE LEMON PIPERS Green Tambourine 1968 HQ

Lemon Pipers – Green Tambourine 1968

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Green Tambourine

Drop your silver in my tambourine
Help a poor man fill his pretty dream
Give me pennies I’ll take anything
Now listen while I play
My green tambourine

Watch the jingle jangle start to chime
Reflections of the music that is mine
When you drop a coin you’ll hear it sing
Now listen while I play
My green tambourine

[Instrumental break]

Drop a dime before I walk away
Any song you want I’ll gladly play
Money feeds my music machine
Now listen while I play
My green tambourine

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グリーン・タンバリン[歌詞和訳]

あなたの銀貨を僕のタンバリンに落としてください
貧しい男を素敵な夢で満たしてください
僕に小銭をください、僕は何かを差し上げますよ
さあ聴いてください僕が演奏する
緑のタンバリンを

見てご覧なさいジングルジャングルが鳴り始めます
音楽の反響は僕のものです
あなたがコイン一枚落とせばあなたはそれが歌うを聴けるでしょう
さあ聴いてください僕が演奏する
緑のタンバリンを

[インストゥルメンタルブレイク]

僕が歩いてゆく前にダイムを落としてください
あなたがお望みのどんな歌でも喜んで演奏しましょう
お金は僕の音楽マシンを養います
さあ聴いてください僕が演奏する
緑のタンバリンを

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「甘いお菓子」のような音楽、1960年代末のバブルガム・ミュージック(Bubblegum pop)です。

Bubblegum popは1968年から1971年頃(Bubblegum Years)に流行したキャッチーなメロディーを軽快な8ビートにのせたポップ・ミュージックで、その多くが音楽プロデューサーやソングライターから作品を提供されたもので、商業的な企画作品が世に送り出されました。その結果、この時期からアメリカン・ポップスは過剰な商業主義に傾いたという側面と、良質なポップスが多く生み出されたという二つの側面がありました。
Bubblegum popの最初の作品とされるのは、全米1位(当時カーマ・スートラ・レコードKama Sutra Recordsの傘下にあったブッダ・レコードBuddah Recordsにとっても初の全米1位)になったレモン・パイパーズ(The Lemon Pipers)の「グリーン・タンバリン」(Green Tambourine)です。この曲は1967年末にリリースされ、翌年に大ヒットになりました。

「グリーン・タンバリン」はまた、当時流行し始めたサイケデリック・サウンドを取り入れて、独特の味わいがあります。何気なく聞けば、大道ミュージシャンの歌ですが、「green」という単語が、スラングでお金(これはドル紙幣の裏が緑色をしていることによるもので、green back dollerの言葉からきています)やセックス、安価なマリファナを意味することから考えると、アンチ・モラルな暗喩があります。1968年頃のアメリカは東西冷戦、ベトナム戦争の泥沼化と旧モラルの崩壊、ピッピー・ムーブメントなどの変革期にあり、当時のティーンエイジャーたちが直面する徴兵などの現実からの逃避の一つとして、キャッチーなBubblegum popで陰鬱になる気分を晴らそうとしたのだとも考えられます。また一方ではビートルズ、ローリング・ストーンズに代表されるブリティッシュ・インヴェイジョン(60’s The British Invasion)の勢いに抵抗するための、当時の音楽業界が考案したアメリカン・ポップスの失地奪回策とも言えます。そして、これが大成功。Bubblegum popはアメリカン・ポップス史に残る一大ブームとなり、主要発売元であるブッダ・レコードの隆盛の基礎となりました。
しかし、約3年間のBubblegum Yearsの後、Bubblegum popは現在まで音楽業界の企画ものとして続いていますが、いつの時代もそうであるように、多くのティーンエイジャーたちは与えられる「甘いお菓子」を求めなくなり、ロック、ハードロックなど自らを主張する音楽に嗜好を変えていきました。

Bubblegum popのほかの代表的な歌では、1910 Fruitgum Companyの「サイモン・セッズ」(Simon says)、「トレイン」(Train)、The Ohio Expressの「ヤミー、ヤミー、ヤミー」(Yummy Yummy Yummy I got love in my tummy)、The Archiesの「シュガー、シュガー」 (Sugar, Sugar)などのヒット曲があります。

Simon Says by Fruitgum Company with Lyrics (HQ)

1910 Fruitgum Company – Simon says

1910フルーツ・ガム・カンパニー★THE TRAIN(シングルバージョン)★

1910 Fruitgum Company – Train


the ohio express – yummy yummy yummy

The Archies - Sugar, Sugar (1969) 4K

The Archies – Sugar, Sugar (1969)

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