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君に涙とほほえみを – ボビー・ソロ:Bobby Solo – Se Piangi, Se Ridi (1965)

定番の名曲
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BOBBY SOLO - Se Piangi, Se Ridi (1965)

ボビー・ソロ「君に涙とほほえみを」:Bobby Solo – Se piangi, se ridi

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Se Piangi, Se Ridi

se piangi amore,
io piango con te …
perche’ sono parte di te.
sorridi sempre, se tu non vuoi ..
non vuoi vedermi soffrire mai.

se ridi, amore,
io rido con te …
perche’ tu sei parte di me.
ricorda sempre, quel che tu fai ..
sopra il mio volto lo rivedrai.

non sei mai sola, anche se tu ..
tu sei lontana da me.
ogni momento, dovunque andrai ..
accanto a te mi troverai.

se piangi se ridi,
io sono con te ….
perche’ sono parte di te.
ricorda sempre, quel che tu fai ..
sopra il mio volto , lo rivedrai.

ricorda sempre, quel che tu fai …
sopra il mio volto , lo rivedrai.

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君に涙とほほえみを[歌詞和訳]

君が泣くなら、愛する君
僕も君と泣く
何故って君の一部だから
したくなくてもいつも微笑んで
僕が苦しむのを見たくないよね

君が笑うなら、愛する君
僕も君と笑う
何故って君の一部だから
いつも忘れないで君が何をしているか
それは僕の顔に見えるよね

君は独りじゃないよ、たとえ君が
君が僕から離れていても
いつでも、君がどこに行こうと
君の傍に僕がいるよ

君が泣くなら、君が笑うなら
僕もいっしょ
何故って君の一部だから
いつも忘れないで君が何をしているか
それは僕の顔に見えるよね

(instrumental break)

いつも忘れないで君が何をしているか
それは僕の顔に見えるよね

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「君に涙とほほえみを」ボビー・ソロ

1960年代に一世を風靡したボビー・ソロ(Bobby Solo:1945-)の「君に涙とほほえみを」(Se Piangi, Se Ridi:1965)です。
作詞作曲にあるロベルト・サッティ(Roberto Satti)は彼の本名です。ロベルトは英語のロバートですから、ボビーという愛称は英語圏を意識したものでしょう。ボビー・ソロはエルヴィス・プレスリーの信奉者で、そのスタイルや歌唱、曲想など多くの点でエルヴィス・プレスリーから影響を受けており、「イタリアのエルヴィス・プレスリー」と呼ばれることを自認していました。それでも彼がエルヴィス・プレスリーと違っていたのは、やはりイタリア的な「恋を語る甘さ」で、そこに少しビターな味を加えているところが彼の歌の最大の魅力になっています。チョコレートの話のようですが、恋の歌も同じ、ただ甘いだけでは豊かな風味に欠けます。もちろんそれはイタリアの有名な作詞家Mogol(1936-)の助力も大きかったと思います。

ボビー・ソロの歌で一番有名なのは、1964年のサンレモ音楽祭で入賞し、イタリア初のミリオンセラーとなった「ほほにかかる涙」(Una lacrima sul viso)です。これはボビー・ソロ作曲、モゴル作詞の味わい深いラブ・バラードです。しかし1964年のサンレモ音楽祭で大勝を獲ったのはジリオラ・チンクェッティ (Gigliola Cinquetti)の「Non ho l’età」(邦題:夢みる想い)でした。ボビー・ソロにとっては自信作であっただけに落胆も大きかったようです。それでもこの歌は傑作、ただジリオラ・チンクェッティという新星のオーラと「夢みる想い」の曲想が少しだけ優れていたということですが、サンレモ音楽祭の落胆のパフォーマンスもあってか、大ヒットとなったことで彼の音楽への自信に繋がったようです。やはりボビー・ソロの真骨頂はラブ・バラードにありました。

翌年の1965年、ボビー・ソロはサンレモ音楽祭で「君に涙とほほえみを」を歌い大勝を獲得しました。この歌も「ほほにかかる涙」と同じ路線のラブ・バラードです。ただ前作のように歌い上げるものではなく、より人の心に届く優しいバラードになっていました。行間を味わう単純な歌詞と覚え易く親しみあるメロディ、それらが生み出す、多くの人にとって感動をもたらす曲想、それがボビー・ソロが1964年のサンレモで学んだことだと思います。人によっては、この歌はインパクトに欠けると思うようです。派手なシングル・ヒット向きの歌ではないのかもしれませんが、心に響く力と味わいが確かにありました。

伊藤蘭 『君に涙とほほえみを』

「君に涙とほほえみを」 キャンディーズ 伊藤蘭さんのソロ

「君に涙とほほえみを」、日本ではこんな人のカバーも。安井かずみの日本語歌詞がメロディとキレイな歌声にとても合っています。

ボビー・ソロ:Wikipedia

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