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エーデルワイス:Edelweiss [歌詞和訳と意味] ~「サウンド・オブ・ミュージックより」

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"Edelweiss" ft. Christopher Plummer's Original Vocals | The Sound of Music Super Deluxe Edition

クリストファー・プラマー:Christopher Plummer – Edelweiss(Sound of Music)

作曲リチャード・ロジャース、作詞オスカー・ハマースタイン2世(Rodgers And Hammerstein)


Charmian Carr & Bill Lee

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【エーデルワイス:Edelweiss 歌詞】

CAPTAIN
Edelweiss, Edelweiss
Every morning you greet me
Small and white clean and bright
You look happy to meet me
Blossom of snow may you bloom and grow
Bloom and grow forever
Edelweiss,Edelweiss
Bless my homeland forever.

CHORUS:
Small and white clean and bright
You look happy to meet me
Blossom of snow may you bloom and grow
Bloom and grow forever
Edelweiss,Edelweiss
Bless my homeland forever

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エーデルワイス[歌詞和訳]

エーデルワイス、エーデルワイス
毎朝私に挨拶してくれる
小さくて白く清く明るい
私に会えて嬉しそう
雪の花は、花咲き育ってゆけるだろう
永遠に花咲き育ってゆく
エーデルワイス、エーデルワイス
私の祖国を永遠に祝福したまえ

CHORUS :
小さくて白く清く明るい
私に会えて嬉しそう
雪の花は、花咲き育ってゆけるだろう
永遠に花咲き育ってゆく
エーデルワイス、エーデルワイス
私の祖国を永遠に祝福したまえ

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映画「サウンド・オブ・ミュージック」について

映画「サウンド・オブ・ミュージック」(Sound of Music:1965)でトラップ大佐役を演じたアーサー・クリストファー・オーム・プラマー(Arthur Christopher Orme Plummer:1929-)が歌った「エーデル・ワイス」(Edelweiss)です。ドイツ語でEdelは「気高い」「高貴な」「品位ある」、Weissは「白」ですから「エーデル・ワイス」は「気高く白い花」という意味になります。つまりここでは礼節をわきまえながら「けがれのない潔さ」を備えているの花に託して、そうした精神をもって祖国を担ってゆく人であれということを歌っています。映画では、常に厳格な父親が始めて、自身に課していた自制の規律を破って、やさしく子供たちに自分自身の生き方を示したシーンでもあります。そうした意味合いを理解したうえで、このシーンを観ると、憧れ、敬愛、尊敬といった場面に描かれた登場人物たちのそれぞれの感情の動きが良く分かると思います。

オーストリア=ハンガリー帝国海軍の少佐ゲオルク・フォン・トラップ(Georg Ludwig von Trapp:1880-1947)は第一次世界大戦の英雄であり、退役後「トラップ室内聖歌隊」 を結成しオーストリアで人気を博しました。1938年のナチスドイツのオーストリア併合を機にアメリカへ家族と共に亡命し、この時期を記したマリア・フォン・トラップによる自叙伝「The Story of the Trapp Family Singers:1949」を元に1959年にブロードウェイ・ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」として製作されました。この段階で少佐であったゲオルク・フォン・トラップの階級が大佐と誤訳されましたが、作曲リチャード・ロジャース、作詞オスカー・ハマースタイン2世(Rodgers And Hammerstein)はナチス・ドイツに屈しなかったゲオルク・フォン・トラップとその一家の高潔さを「エーデル・ワイス」という短い歌で表現しました。祖国を失ってもその苦難に耐えて若い力が育ってゆくことを喩えたこの歌は、ロジャース&ハマースタイン2世コンビによる数ある傑作の中でも、最後の作品となったもので小さな花に喩えた気高い精神を描いて忘れがたい歌です。敢えて言えば、「サウンド・オブ・ミュージック」という映画の真の主題歌はこの「エーデルワイス」の歌であると思います。

映画「サウンド・オブ・ミュージック」では「エーデル・ワイス」が二回使われました前半のクリストファー・プラマーの独唱と後半の音楽祭での場面です。。クリストファー・プラマーが歌った場面は、ディズニー映画の歌手、声優、俳優として有名なビル・リー(Bill Lee:1916–1980)による吹替えでした。掲載した動画では上がクリストファー・プラマー自身、下がビル・リーによる吹替えです。同じバリトンであり遜色はないとも思いますが、ミュージカル映画としての完成度を高めるために吹替えを選択したのだと思います。クリストファー・プラマーは1974年にトニー賞ミュージカル男優賞を受けたカナダの名優であるだけに吹替えの可否は今も疑問です。

2010年にクリストファー・プラマーはアカデミー賞助演男優賞に長い芸歴で初めてノミネートされました。カナダ人俳優はアカデミー賞には少し不利なようで受賞はなりませんでした。アカデミー賞を獲れば良いというものでもありませんが、彼の功績はもう少し高く評価されてもよいと思います。

Edelweiss (song)Wikipedia
クリストファー・プラマー:Wikipedia
ゲオルク・フォン・トラップ:Wikipedia
Bill Lee (singer):Wikipedia

コメントをどうぞ

  1. Pallet より:

    とても素敵な記事、ありがとうございます。
    生まれる前の映画ですが、母が好きだったので、何度も観ましたが、娘リーズルと歌う場面、大好きです。
    お友達にもこのブログ、ご紹介しました

  2. magictrain より:

    Pallet さん

    コメントありがとうございます。
    私の大好きな映画、大好きな歌です。「エーデルワイス」は短く素朴な歌なのに、とても深い味わいがあり、その歌詞の行間に長い言葉でも伝えられない「想い」が込められていて、人を勇気付ける力がありますよね。
    小さな子供たちに祖国の未来を託すという意味と、気高く潔癖であれという父親の子供へのメッセージもあります。
    Palletさんのお母さんもそんなところが好きだったのではないかと思います。

  3. ににゃににゃ より:

    かっこいい.….だくぃすき