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マイ・フェア・レディ:My Fair Lady

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Wouldn't It Be Loverly - My Fair Lady

“MY FAIR LADY”/”Wouldn’t It Be Loverly?” – AUDREY HEPBURN

I Could Have Danced All Night - Audrey Hepburn 's own voice - My Fair Lady

I Could Have Danced All Night – Audrey Hepburn ‘s own voice – My Fair Lady

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「マイ・フェア・レディ」(My Fair Lady)は、ジョージ・バーナード・ショー(George Bernard Shaw:1856-1950)の演劇「ピグマリオン = ピュグマリオン」(Pygmalion:1913年初演)を原作としたミュージカル映画です。

「ピグマリオン」は、1938年にLeslie Howard主演で映画化され、1956年にジュリー・アンドリュース主演でミュージカルが作られ、ブロードウェイで上演され、ロングランのヒットとなりました。その後1964年のオードリー・ヘップバーン主演のワーナーブラザーズ映画は、ブロードウェイ・ミュージカルを元に製作されました。

「ピグマリオン」の題名は、ギリシャ神話のキュプロス王のピュグマリオンの物語から採っており、「教師の期待によって学習者の成績が向上する。」という教育心理学の用語、1964年にアメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールが唱えた「ピグマリオン効果」(pygmalion effect)の語源となっています。とはいえ、バーナード・ショーがこの作品を書いた20世紀初頭は、アイルランドもイングランドも教育を受けられない貧しい人たちも多く、階級社会が根強く存在していた時代で、教育により人は優れた人格に成りうるという、社会啓蒙の思想が根底にあります。また、女性を自分が望むように教育するという、当時の男性中心の考え方もあります。ブロードウェイ・ミュージカル作品は、バーナード・ショーの死後に製作されたもので、「ピグマリオン」における啓蒙思想や男性中心という考えは薄れ、恋愛を中心とした娯楽作品となりました。数々の優れた楽曲とともに、作品のニュアンスを明るく現代的にしたことも、女性の社会への進出と地位向上の時流に合って、人気となった要因だと思います。

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映画「マイ・フェア・レディ」

映画「マイ・フェア・レディ」は、ブロードウェイ・ミュージカルでヘンリー・ヒギンズ教授を演じたレックス・ハリソンを招き、イライザ・ドゥーリトル役に当時人気実力共にトップスターであったオードリー・ヘップバーン主演で製作されました。ブロードウェイ・ミュージカルでイライザを演じたジュリー・アンドリュースはディズニー映画「メリー・ポピンズ」に主演し、オスカーを獲得しました。歌が吹き替えであっても、この映画でのオードリー・ヘップバーンの演技はとても素晴らしいものでしたが、当時既に充分な名声を勝ち得ていたオードリー・ヘップバーンに、次なる偉大な才能に名誉を譲らせたという意味合いもあったのかもしれません。

Playlist: My Fair Lady Soundtrack

My Fair Lady Soundtrack

プレイリストで全曲視聴できます。

マイ・フェア・レディ:Wikipedia
マイ・フェア・レディ (映画):Wikipedia
ジョージ・バーナード・ショー:Wikipedia
George Bernard Shaw:Wikipedia
ピグマリオン (戯曲):Wikipedia
ebooks-Pygmalion Author: George Bernard Shaw

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