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「ピーター・ラビットのおはなし」ビアトリクス・ポター:Beatrix Potter – The World Of Peter Rabbit And Friends

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The Tale of Peter Rabbit by Beatrix Potter

The Tale of Peter Rabbit by Beatrix Potter

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ヘレン・ビアトリクス・ポター(Helen Beatrix Potter:1866-1943)とピーター・ラビット

ヘレン・ビアトリクス・ポター(Helen Beatrix Potter:1866-1943)が生まれ育ったイギリスのヴィクトリア朝時代は、18世紀のリンネやビュフォンなどによる博物学(natural history)の隆盛に伴い、世界中の植物が収集されました。イギリス庭園がフランスの整形式庭園から風景式庭園に変化したのは、17世紀末から18世紀初頭にかけてです。元々イギリスの風土は在来の植物が少なかったのですが、そこに持ち込まれた多くの外来種の植物が、イギリスの庭を豊かにしました。この博物学の隆盛と庭園作りの流行は、自国の自然や風土を愛する国民的な嗜好として、現代のイギリスに引き継がれています。ビアトリクス・ポターはそのような環境の中で、綿密な自然観察による植物画や風景画などを書き始めました。
自然を理解することは立派な教養・嗜みで、自然観察や野外写生を行ったことがある人やには分りやすいのですが、自然には多くの物語があります。それはファーブルの「昆虫記」やシートンの「動物記」ほど綿密な研究に基づくものでなくても、ごく身近な自然の中でも感じられるものです。自然を愛することから生まれる空想とも言えますが、それは本当に、そうであると思えるほどに豊かな心の物語です。日本でも宮澤賢治の童話がこうして生まれました。身近な自然や動植物を観察し、それを愛する者だけが知ることができる物語は、厳しい自然の中に生きる動物たちにも優しさを見出します。それが創作を超えて自然がビアトリクス・ポターに語りかけた物語です。だからこそビアトリクス・ポターの描いたピーター・ラビットとその仲間たちの23冊の愛すべき物語は、イギリスのみならず世界中の人々に親しまれているのだと思います。

BBCのシリーズのテーマソング、ミリアム・ストックリー(Miriam Stockley)の「Perfect Day」がとてもビアトリクス・ポターの優しい世界に合っています。

Miriam Stockley - Perfect Day [HQ]

Miriam Stockley – Perfect Day [HQ]

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Perfect Day

The rain has moved on
And left a new day
Nothing seems to move everything is still
It’s just a perfect day
The shadows and light
That move with the wind
Hidden violets grow splashed with summer spray
Just another perfect day
On the wild and misty hillside
Fear is nature’s warning
Hunger here is never far away

Instrumental

On the wild and misty hillside
Fear is nature’s warning
Hunger here is never far away
And all of this world
Is for children who play
Days that never end always should remain
Another perfect day

The Tale of Peter Rabbit by Beatrix Potter

The Tale of Peter Rabbit by Beatrix Potter

www.peterrabbit.com
ビアトリクス・ポター:Wikipedia
Beatrix Potter:Wikipedia
ミリアム・ストックリー:Wikipedia
Miriam Stockley Official Website

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