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ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ [歌詞和訳] ヘレン・メリル : Helen Merrill with Clifford Brown / You’d Be So Nice To Come Home To

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Helen Merrill with Clifford Brown / You'd Be So Nice To Come Home To

You’d Be So Nice to Come Home To by Helen Merrill

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You’d Be So Nice To Come Home To

You’d be so nice to come home to
You’d be so nice by the fire
While the breeze on high sang a lullaby
You’d be all that I could desire

Under stars chilled by the winter
Under an August moon burnin’ above
You’d be so nice, you’d be paradise
To come home to and love

You’d be so nice to come home to
You’d be awful nice by the fire
While the breeze up on high sang a lullaby
You’d be all that I could desire

Under stars chilled by the winter
Under an August moon burnin’ up there above
You’d be so nice, just like paradise
To come home to and love

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ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ [歌詞和訳]

貴方が帰りを待っていてくれたらとても素敵
暖炉の傍に貴方がいれば、とても嬉しい
高まる息遣いは子守唄を歌っていた
貴方が居てくれる、それが私が望むのすべて

星々の下で冬に凍て付こうと
八月の月が燃え上がるような下でも
貴方が居てくれればとても素敵、貴方は楽園のよう
帰りを待っていてくれて、そして愛があれば

貴方が帰りを待っていてくれたらとても素敵
暖炉の傍に貴方がいれば、とても嬉しい
高まる息遣いは子守唄を歌っていた
貴方が居てくれる、それが私が望むのすべて

星々の下で冬に凍て付こうと
八月の月が燃え上がるような下でも
貴方が居てくれればとても素敵、貴方は楽園のよう
帰りを待っていてくれて、そして愛があれば

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Helen Merrill With Clifford Brown & Gil Evans / You’d Be So Nice To Come Home To

1943年にコール・ポーターが作詞作曲した名曲。「You’d Be So Nice To Come Home To」は「帰ってくれたら嬉しいわ」でなくて、「家に帰れると貴方が居るのはとても嬉しい」。第二次世界大戦という時代背景を考えると、この歌詞の意味が当時の人たちに実感を持って受け入れられたことが分ります。また、そうでなくても帰りを待ってくれる愛する人がいるのは嬉しいものです。そんな誰もが想う気持ちをストレートに歌っています。人を愛するのに理由などいらないのですから、貴方が居てくれるだけでいいと思うのは純粋な愛の気持ちです。ですから、この歌は普遍的なラブソングと言えます。

「You’d Be So Nice To Come Home To

この曲は多くの歌手がカバーしていますが、ヘレン・メリル(Helen Merrill:1930- )とクリフォード・ブラウン(Clifford Brown:1930-1956)、ギル・エヴァンス(Gil Evans:1912-1988)による1954年のデビュー・アルバムが有名です。ヘレン・メリルのヴォーカルは個性的なハスキー・ヴォイスで、歌われている歌詞以上の深みを感じさせてくれます。クリフォード・ブラウンのトランペットとギル・エヴァンスのピアノが互いの個性を引き立てあっています。シンプルな構成、それでいて重厚。これに足すものも、これから引くものもない完璧な調和がこのアルバムにはあります。ヘレン・メリルとギル・エヴァンスはこの時若干24歳、それでいてこのアルバムの完成度は驚異的です。収録曲はどれも傑作で、ジャズ・ヴォーカル・ファン必携の珠玉の名盤です。また、ヘレン・メリルには1989年の「ジャスト・フレンズ」(Just Friends)という傑作アルバムがあります。

日本のジャズ・ミュージシャンに影響

ヘレン・メリルは、大の親日家としても知られています。1966年暮から1972年まで日本に住み、日本のジャズ・ミュージシャンに大きな影響を与えました。また、フランスでは日本以上の人気があります。彼女のレパートリーは多彩で、ジャズに限らず日本の「五木の子守唄」や「砂山」、映画音楽、ビートルズ・ナンバー、ブラジル音楽など、いろいろなチャレンジをしています。この音楽的に優れたものを認める柔軟な姿勢は、表現力をより豊かにしました。このコスモポリタン的な性格は、ユーゴスラヴィア(現クロアチア)からの移民である両親から受け継いだものかもしれません。アメリカ人よりも、もう少しだけセンシティブなものを好む日本人やフランス人に人気があるのは、「移ろい」や「儚さ」といった微妙なニュアンスの情感を歌うことができる豊かな表現力、ヴォーカルの深み、によるものだと思います。

ヘレン・メリル:Wikipedia
Helen Merrill:Official Site

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