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メッキー・メッサー/マックザナイフ[歌詞和訳]:Macky Messer / Mack the Knife

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Lotte Lenya – Macky Messer

Ute Lemper - Die Moritat von Mackie Messer

Ute Lemper – Die Moritat von Meckie Messer

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Macky Messer

Und der Haifisch, der hat Zähne
und die trägt er im Gesicht
und Macheath, der hat ein Messer
doch das Messer sieht man nicht.

Ach, es sind des Haifischs Flossen
rot, wenn dieser Blut vergießt.
Mackie Messer trägt ‘nen Handschuh
drauf man keine Untat liest.

An ‘nem schönen blauen Sonntag
liegt ein toter Mann am Strand
und ein Mensch geht um die Ecke
den man Mackie Messer nennt.

Und Schmul Meier bleibt verschwunden
und so mancher reiche Mann
und sein Geld hat Mackie Messer
dem man nichts beweisen kann.

Jenny Towler ward gefunden
mit ‘nem Messer in der Brust
und am Kai geht Mackie Messer
der von allem nichts gewußt.

Und das große Feuer in Soho
sieben Kinder und ein Greis –
in der Menge Mackie Messer, den
man nicht fragt und der nichts weiss.

Und die minderjährige Witwe
deren Namen jeder weiss
wachte auf und war geschändet –
Mackie, welches war dein Preis?
Wachte auf und war geschändet –
Mackie, welches war dein Preis?

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マッキー・メッサー(歌詞和訳)

そうさ、サメには歯がある
顔中ほど大きいのやつさ
マッキー・メッサーはナイフを持ってる
でも、あんたにはナイフは見えないのさ

ああ、鮫のヒレを見たよ
赤いのは、血が流されたのさ
マッキー・メッサーとしゃれた手袋
いったいどんな悪事があったのかな

美しく晴れた日曜日
浜辺で死んだ男がいた
それと街角を回って行く男
そいつがマッキー・メッサーって呼ばれるやつさ

シュムル・マイヤーはどこに消えたんだ
金持ちたちはどこに消えたんだ
それに彼のお金はマッキー・メッサーが持っている
なにひとつ証拠はないけどね

ジェニータウラーが見つかったって
胸をナイフで刺されて
そして埠頭にはマッキー・メッサーがいた
誰も知らないことさ

ソーホーで大火事
7人の子供と1人の老人
マッキー・メッサーがいた
男が質問したって何も分りゃしないのさ

それから、未成年者の未亡人
その名前はみんなが知っている
監視されて冒涜されたのさ
マッキー何らでやったのさ?

マッキー・メッサーMeckie Messerのモリタートとは

戯曲ベルトルト・ブレヒト(Bertolt Brecht)、作曲クルト・ワイル(Kurt Weill)とのコンビの「三文オペラ」(Die Dreigroschenoper:1928)の劇中歌「マッキー・メッサーのモリタート」(Die Moritat von Meckie Messer=Mack the Knife、Die Moritat はバラードのこと)です。Meckie Messerはメッキィ・メッサーと発音するほうが正しいかもしれません。この名前は「三文オペラ」に出てくる盗賊団のボスのことで、この歌はそのMeckie Messerの犯罪者としての冷酷さを歌ったものです。

「三文オペラ」とは

ブレヒトの「三文オペラ」はビクトリア朝時代のロンドンの犯罪世界を舞台にしたもので、人間のエゴや不条理な現実社会を風刺しています。そこに登場するのは悪人と自分の欲望に従って行動する利己的な人間たちで、救いのない悪意と打算に満ちた社会なのですが、登場人物たちはバイタリティがあります。過酷な現実を生き抜くためには、人間は非情になり悪人にならなければならないということでもあるのですが、登場人物たちの存在感は不思議な魅力があります。しかし観客は登場人物に感情移入はできません。それはブレヒトがそれまでの演劇やオペラにあった登場人物への感情移入を拒否して、舞台で起こることを観客が客観視すること、叙事的演劇を意図したためです。ブレヒトの狙いは現実社会を風刺化することで、自分を取り巻く現実社会を新しい視点で認識することでした。

Meckie Messerの処刑目前に女王の戴冠式の恩赦がおり、釈放されて貴族の称号まで与えられるのは、現実社会では起こらないこととさえ、登場人物たちに語らせます。それは、悪人たちのハッピーエンドをパロディ化することで、この劇以上に現実社会が過酷なものであることを伝えるブレヒトのメッセージでもあり、当時のドイツ、ナチス政権への批判でもありました。
劇中歌「マッキー・メッサーのモリタート」はこの「三文オペラ」の主題をMeckie Messerの生き方に喩えて凝縮したような歌です。
ロッテ・レーニャ(Lotte Lenya)は1931年のドイツ映画にも出演しています。映画ではマッキー・メッサー恋人、ジェニーを演じていました。この映画は1933年にナチスによって上映禁止とされました。
ウテ・レンパー(Ute Lemper)はこの歌を外連味(ケレンミ)を効かせて俗っぽく歌っています。巻き舌の歌い方は演出過剰というよりも演劇的な効果を狙ったものです。
ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)は1956年にこの歌をカバーしてヒットさせています。英語の歌詞はドイツ語の歌詞をアメリカの作曲家マルク・ブリッツスタイン(Marc Blitzstein)がアメリカ風にアレンジして訳しています。マルク・ブリッツスタインは1954年に「三文オペラ」の台本を英訳しています。このアメリカ風アレンジが当時の現実のアメリカの犯罪と類似していたことと、50年代の犯罪小説・映画の流行もヒットの要因に挙げられます。

Louis Armstrong: Mack the knife

Louis Armstrong – Mack the Knife

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Mack The Knife 1956

Oh, the shark, has, pretty teeth, dear….
and he shows them, pearly white
Just a jackknife, has macheath, yeah…..
and he keeps it, out of sight
When the shark bites, with his teeth, dear….
scarlet billows start to spread
Fancy gloves, though, wears macheath, yeah..
so theres not a trace, hmmmm of red

On the sidewalk…sunday morning, …
lies a body oozin life
Someones sneakin round the corner…
is the someone, Mack the knife?

From a tugboat…. by the river…..
a cement bags, droopin down
Yeah, the cements just for the weight, dear…
Bet you mack, he’s back in town
Looky here Louie Miller, disappeared dear…
after drawing, out his cash
And Macheath spends, like a sailor…
did our boy do, somethin rash?

Sukey Tawdry, JjennyDiver..
Lotte Lenya, sweet Lucy Brown
Oh, the line forms on the right, dears…..
now that Macky’s back in town

三文オペラWikipedia

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