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ミスター・ボージャングルズ[歌詞和訳]:Mr. Bojangles – Sammy Davis jr.

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Sammy Davis Jr - Mr. Bojangles (Live in Germany 1985)

Sammy Davis jr. Mr. BoJangles 1895

サミー・デイビス・ジュニアの「ミスター・ボージャングルズ」は、名子役シャーリー・テンプルとも共演した1920年代の名タップ・ダンサー、 ビル・ボージャングル・ロビンソンを連想させますし、サミー・デイビス・ジュニアの ビル・ボージャングル・ロビンソンへの思い入れが歌唱を魅力的にしているとも言えます。サミー・デイビス・ジュニア自身も子供の頃から巡回公演をしていたこともあり、自分もこの歌の主人公のような人生でも、芸に生きたいという気持ちを持っていました。但し、この歌と ビル・ボージャングル・ロビンソンは直接には何の関係もありません。

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「ミスター・ボージャングルズ」はフォークシンガー、ジェリー・ジェフ・ウォーカー(Jerry Jeff Walker:1942-)の曲で、1964年にジェリー・ジェフ・ウォーカーがニューオリンズで酒に酔ってトラブルを犯し、監獄に収監された際に、そこで知り合った年老いたボードビリアンを題材にして作ったものです。その時に有名な「ボージャングル」のイメージを借用したのかもしれません。

「ボージャングルズ」という言葉はアメリカのスラングで、”happy-go-lucky”「のんきな, 運しだいの, 成行き任せ」、悪く言えば「無計画な」という意味があります。「ダンスのことしか頭に無くて、その日その日を運任せに暮らしてたのさ。」というやや自嘲的な意味合いと、「自分のダンスはビル・ボージャングル・ロビンソン並みで、昔は相当知られていたんだ。」という自負の気持ちもあるようです。芸に生きて、気ままに過した人生の儚い晩年を迎えたボードビリアンを感じさせる歌詞にはぴったりの言葉です。
ただ作者は、この年老いた男を人生の敗残者とも、悲しい人生だとも思いません、それを表す言葉が「Mr.」です。年老いた男が言った「Bojangles」という怪しい名前に敢えて敬称を付けるのは、尊敬の証です。金持ちになった、有名になった、地位ある人になったのも良い人生かもしれませんが、素晴らしいダンスを通して自分が感じたような感動を人々に与えた人は価値ある人生を送ったという賞賛が感じられます。作者が意図したものであるやなしやに係わらず、そんな味わいがこの歌を傑作にしています。

この歌は、作者ジェリー・ジェフ・ウォーカーのほかにも多くのフォークシンガーや歌手がカバーしています。1970年にニッティ・グリッティ・ダート・バンドのアルバム「アンクル・チャーリー」からシングルカットされてヒットしましたが、やはりサミー・デイビス・ジュニアのほうが味わい深いと思いますが聴き比べてみてください。

Nina Simone mr bojangles (1968).wmv

Nina Simone Mr. Bojangles (1968)

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「ミスター・ボージャングルズ」Mr. Bojangles 歌詞和訳

僕はボージャングルズという男に会ったことがある
そうさ、彼はあなたたちのために踊ったんだ
ボロボロの靴でさ

白髪交じりの髪で、破れたシャツ
そして、ダブダブのズボン、古くてぐにゃぐにゃの靴

彼はそれは高くジャンプして
彼はそれは高くジャンプして
そして軽ろやかに着地したんだ

ボージャングルズさん、ボージャングルズさん、
ボージャングルズさん、踊っておくれ!
La-dee da da…
Hum-um-um…
Dee-dah-dah-dah

ニューオーリンズの監房で彼に会った
僕は落ち込んで自棄だったんだ
僕を年老いた目つきで見て話し始めた
彼の人生の話
彼の人生の話
彼は笑って、膝を打ってステップを踏んだ

名前はボージャングルズだって言ってた、
それから監房を滑るように横切り踊った
姿勢を正してからズボンを掴んで
その後、高跳び、かかとをかちっと合わせて
笑いはじめたのさ
笑いはじめたのさ、着ている服を肌蹴させてさ

ボージャングルズさん、ボージャングルズさん、
ボージャングルズさん、踊っておくれ!
La-dee da da…
Hum-um-um…
Dee-dah-dah-dah

客のためにミンストレルショーで踊り
南部中のカントリーフェアを回った
彼は涙しながら15年間の話をしてくれた
彼の犬と彼が旅どんな旅をしてのか
彼の犬が死んでしまって、彼の犬が死んでしまって
その後20年彼は哀しみ続けているんだ

彼は言った、私は今どんな機会でも踊ると
酔っ払い相手の安酒場で、はした金でも
でも、大抵は
そんな田舎のバーから締め出された
彼は言った、「飲みすぎてさ」
頭を振って
そして、彼は頭を振って
俺に誰かが頼むんだ「お願いだから!」
「お願いだから!」って

ボージャングルズさん、ボージャングルズさん、
ボージャングルズさん、踊っておくれ!
La-dee da da…
Hum-um-um…
Dee-dah-dah-dah
ダンス!ダンス!ダンス!

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Mr. Bojangles 歌詞

I knew a man, Bojangles and he danced for you
In worn out shoes
Silver hair, a ragged shirt and baggy pants
The old soft shoe
He jumped so high
He jumped so high
Then he’d lightly touch down
I met him in a cell in New Orleans, I was
Down and out
He looked to me to be the eyes of age
As he spoke right out
He talked of life
He talked of life
He laughed, clicked his heels and stepped
He said his name, Bojangles and he danced a lick
Across the cell
He grabbed his pants, a better stance
Oh, he jumped so high
Then he clicked his heels
He let go a laugh
He let go a laugh
Pushed back his clothes all around
Mr. Bojangles
Mr. Bojangles
Mr. Bojangles
Dance
He danced for those in minstrel shows and county fairs
Throughout the south
He spoke with tears of fifteen years how his dog and him
Traveled about
The dog up and died
He up and died
After twenty years he still grieves
He said I dance now at every chance in honky tonks
For drinks and tips
But most the time I spend behind these county bars
He said I drinks a bit
He shook his head
And as he shook his head
I heard someone ask him please
Please
Mr. Bojangles
Mr. Bojangles
Mr. Bojangles
Dance

Sammy Davis Jr. "Mr. Bojangles"

Sammy Davis Jr. “Mr. Bojangles”

そしてこれが、伝説になった1972年の公開番組、フリップウィルソンショー(The Flip Wilson Show)での、彼の必見のベストパフォーマンスです!

サミー・デイヴィスJr.:Wikipedia

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