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雨のジョージア(レイニー・ナイト・イン・ジョージア)[歌詞和訳]ブルック・ベントン:Brook Benton – Rainy Night In Georgia

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Brook Benton - Rainy Night In Georgia - Live 1971

Brook Benton – Rainy Night In Georgia – Live 1971

Brook Benton - Rainy Night in Georgia

Brook Benton – Rainy Night In Georgia

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雨のジョージア(レイニー・ナイト・イン・ジョージアRainy Night In Georgia):歌詞

Hoverin’ by my suitcase
Trying to find a warm place
To spend the night
Heavy rains are falling
Seems I hear your voice calling It’s Alright

A rainy night in georgia
A rainy night in georgia
Lord I believe that it’s raining all over the world
I feel that it’s raining all over the world

Neon signs are flashing
Taxis, cabs and buses passing
Through the night
A distant moanin’ of the train
Seems to play a sad refrain
To the night

A rainy night in Georgia
Such a rainy night in Georgia
Lord I believe that it’s raining all over the world
I feel like it’s been raining all over the world

How many times I’ve wondered
It still comes out the same
No matter how you look at it of it
It’s life and we’ve just got to play the game

I find me a place in a box car
so I take my guitar to pass some time
Late at night when it’s hard to rest
I hold your picture to my chest and I feel fine
(minor scat) But it’s a rainy night in Georgia
baby, it’s a rainy night in Georgia
Lord it’s rainin’ all over the world

rainin’, rainin’, rainin’, rainin’,
it’s rainin’ all over the world
rainin’, rainin’ rainin’, rainin’, rainin’

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雨のジョージア(レイニー・ナイト・イン・ジョージア:歌詞和訳

スーツケースを上にかざしながら
夜を過ごせる暖かい場所を探している
ひどい雨が降っていて
「大丈夫よ」と君が呼んでいる声が聞こえるようさ

ジョージアの雨の夜
ジョージアの雨の夜
ああ、世界中で雨が降っているみたいさ
世界中で雨が降っている感じなのさ

ネオンサインがきらめき
タクシー、トラックそれにバスが夜通し過ぎ去る
遠くの列車のうねる音は
夜への悲しいリフレインを演奏してるみたいだ

ジョージアの雨の夜
こんなジョージアの雨の夜は
ああ、世界中で雨が降っているみたいさ
世界中で雨が降っている感じなのさ

何度思ったことだろう
変り映えしないのさ
君がどんな風に見ていようと考えようと構やしない
これが人生で、やって行くしかないのさ

貨車の中で居場所を見つけて
ギターをとって時をやり過ごす
休まらない夜更けは
君の写真を胸に抱きしめるといい気分になるんだ
でも、ジョージアの雨の夜
ベイビー、ジョージアの雨の夜
世界中で雨が降っているみたいなのさ

雨が降って、雨が降って、雨が降って
世界中で雨が降っているみたいなのさ

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雨のジョージア(レイニー・ナイト・イン・ジョージア)について

R&Bボーカリストのブルック・ベントン(1931年9月19日-1988年4月9日)が1970年にヒットさせた「雨のジョージア(レイニー・ナイト・イン・ジョージア)」(作詞作曲トニー・ジョー・ホワイト1962)です。作者の トニー・ジョー・ホワイト本人も歌っていますし、レイチャールズ、ハンク・ウィリアムス・ジュニア、 コンウェイ・トウィッティ と サム・ムーアのデュエットなどたくさんのカバーがあります。でも、私はブルック・ベントン以外でこの歌を聴くことはありません。何故なら、最初にこの歌を聴いたのが彼のレコードだったからです。

1970年は日本では、高度成長も終わり、世の中は歌謡曲の全盛時代。一方アメリカではベトナム戦争が泥沼化した頃で、たくさんの米軍兵士が日本のベースキャンプを経由して、ベトナムへと赴任し、また本国に帰還しました。そんな中で、横須賀ドブ板通りで米軍兵士相手のバーから流れるこの歌を聴いた記憶があります。

ひと時の休暇を楽しむ兵士たちは、みんな若くて、ヘビーロックを聞きながら酒を飲んでは陽気に騒ぐのですが、その半面で、こんなリズム&ブルースを静かに聴いていました。彼らはみんな横須賀の街を通り過ぎるパッセンジャーでしたが、妙にこの歌のイメージに合っていました。それからは、雨の日にドブ板通りを通ると、この歌を必ず思い出します。そして、雨が降る夜更けのジョージアでひとり過す孤独感を、ベトナム戦争に派遣された米軍兵士も感じていたのだと今でも思っています。果てしなく続く戦争の地獄は兵士たちの上に降り続く雨のように心を冷やし、もしかすると、そんな憂鬱な世相があったからこそ、メランコリックなこのリズム&ブルースが、作られて何年も経ってからヒットしたのかも知れません。

1970年のブルック・ベントンのリリースが時代とマッチしたのだと思います。ですから、レイチャールズやコンウェイ・トウィッティ と サム・ムーアがどんなに巧く歌っても、「こっちの歌手の方が上手、アレンジはこれの方がいい」というような、比較する対象とはならないのです。レイニー・ナイト・イン・ジョージアはブルック・ベントン以外には考えられません。記憶に残る歌とはそういうものだとも思います。とは言ってもブルック・ベントンが他の歌手に劣るものでないことは、彼の素晴らしい歌唱を聴いていただけば分ります。彼が亡くなったとき、エルビス・プレスリーは、自分は彼から最大の影響を受けた人間だと言ったというエピソードもあります。

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